こんにちは、わい氏です。
今回は以前私がコンサル業界に勤めていた時に、過労により取り返しのつかなくなるうつ病一歩手前まで症状が悪化したときの経験を共有したいと思います。私は医学の専門家ではありませんので、医学的観点でのお話はできませんが、事実をもとにシンプルにお話できればと思います。
まず何より先にお伝えしたいのが、以下のキーワードです。
心にまず留めましょう。
健康であることよりも大事な仕事はない!
数年前、某広告代理店、某電機会社等の長時間労働による自殺のニュースが世間を驚かせましたが、実際に特に以下のような疑問を持たれている方は是非読んでいただきたいと思います。
- 過労による精神疾患とは、実際どのような症状になるのか?
- 過労が続いた際に、どのように自分の異変に気がつけばよいか?
数年前の話になりますが、当時残業時間月平均100時間以上働いており、終電に乗れれば早い方、4時間寝られればよく寝た方、という感覚で仕事をしておりました。
リズムができてしまえば体が慣れてくるため、特にはじめのうちはこの生活も自分では苦に感じることなく過ごせていたのですが、私の場合は1年程この生活を続けた後、急に体に異変が起こり始めました。
以下のような症状が出始めたら注意してください。下にいくにつれ、症状がエスカレートしていきます。
朝起きるのがつらくなってくる
これはまだ誰しもが経験したことのあるものだと思います。特に楽しかったことがあった休日明けの週初め、なかなかエンジンが掛からなかったりしますね。
まだ心配しなければいけない段階ではないと思います。ただ、無理は禁物ですので体調に気を配りながらもまだ仕事を頑張っていい範囲であると思います。
夜なかなか寝付けない
ここも経験した事がある方多いのではないかと思いますが、特に(私みたいに?)真面目に仕事に向き合い成果を追い求める人程、その日の気になった事は明日はこれを終わらせないといけないといった思考がベットに入った際に巡ってしまい、なかなか寝付けないことはあるでしょう。
これはあまり続くと睡眠不足により仕事のパフォーマンスが低下してしまう為、体をなるべくリラックスさせて、眠るようにしてください。まだ危険信号ではないと思います。
日中、集中力が散漫になり思考が進まない
このあたりからいよいよ黄色信号が灯ってきます。
睡眠不足であれば、まずは改善する努力を。そうでない場合、これは自分の許容できる仕事量を超過し、思考停止状態になっていると思われます。
仕事を前に進めないと上司や周りの人間に迷惑をかける、ただ作業内容の整理ができない、また仕事を進めないといけないと分かっているのに、何故かうわの空になってしまう。このような状況になったら、半日でも1日でも休暇を取る等対応を始めても早すぎることはないと思います。
外に出られない、電車に乗ることができない
これは体が仕事に行くことを拒否している状況で、休まないといけないサインです。
私はまずこの症状に最初に陥った際は、それでも会社に行かないと周りに迷惑をかけてしまうので、タクシーを拾って無理矢理体を会社に持っていきました。
もう自分の体ではないような変な感覚になります。この次の日も同様にタクシーで会社に向かい体を無理矢理会社に持っていきましたが、上司から全然の仕事の進捗がないことを指摘され、勇気を振り絞ってその時の症状を伝え、その後通院の後、結果としてそこから一ヶ月休職することになりました。
このまま体に鞭を入れた場合、更にエスカレートしていったそうです。
自分の事が信じられなくなる、自分の存在価値を疑い始める
これは私自身が経験したわけではありませんが、もし電車に乗れない症状を無視した場合に次に起こることとして当時の主治医なら教えていただいた症状です。
これをもう、うつ病の始まりだと思ってください。うつ病に一度かかってしまうと、元の状態に戻すのに早くても1年以上は掛かります。あまり発したくないワードですが、日本人の自殺原因のトップはうつ病です。
仕事に追いやられてホームに飛び込む、多額の借金により屋上から飛び降りる、首を吊る等、ほとんどの場合、うつ病が発症した上でこういった行為に及ばれています。
ヤバそうだと思ったら、休む勇気を持ちましょう。私は電車に乗れないという症状から自分の異変に気付き、休むことを選択しました。
会社の健康管理室からの紹介で心療内科に通いました。抑うつ状態との診断でしたが、これはうつ病の一つ手前の症状です。1ヶ月ほどの休暇で医師から仕事再開の許可を得て、仕事復帰できましたが、あの時無理して進めていたらと思うとゾッとします。
くれぐれも無理をせず、楽しく仕事しましょう!では!
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