これから麻雀を始めたいあなたへ【基本的な守り方としてまずはこれを意識しましょう】

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こんにちは、わい氏です。
今回は麻雀を始めたい方に向けてお話したいと思います。以下のようなことを考えている方はより参考になるかと思います。

  • 手牌の揃え方やゲームの流れはある程度わかってきたが、危険牌を避けてどのように手牌を捨てていけばいいのかわからない
  • 攻めようと思ったら振り込んでしまってなかなか勝てない

麻雀の基本的なルールを覚え、ゲーム性をある程度理解できるようになった後、次に来る壁はほとんどの場合、どうやったら危険牌を見極められるのか?ということだと思います。

麻雀は運や引きの要素がありますが、その要素を排除すると最も確実な戦略は統計から考えるということです。攻め方と守り方はまずは分けて考え、それぞれの基本的な手法や定石を知った上で、自分なりの打ち方を習得していくことが重要です。


※これから要所要所に麻雀用語が出てきます。もし言葉の意味がわからない場合は麻雀ってどういうゲーム?という状態だと思いますので、まずは下記を補足として参考にしていただければと思います。

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常に念頭に!

麻雀は第一に何より、放銃しないように打つ

まず、麻雀は第一に振り込まないように打つこと。これを念頭に置いて下さい。当たり前と思うかもしれませんが、目の前の牌を揃えたいあまり、つい危険牌を捨ててしまうことはありがちですし、常に意識しておく事が大事です。もちろんその時の戦況により、明らかな危険牌でも捨てる選択をすることはありますが、点数状況や期待値等を高度な考慮を踏まえた上での選択ですので、原則振り込まないように打つゲームだということを念頭に置きましょう。

麻雀で点数を失うパターンは、大きく以下の3つになります。

  • 放銃(ロン)
  • 他家が自分でアタリ牌を引く(ツモ)
  • ノーテン罰符

他家によるツモについてはまだ減点数も高くありませんし、仕方ありません。またノーテン罰符も勿体ないためなるべくテンパイで終局を迎えたいところですが、これから紹介する下記で切ることができる牌が見当たらない場合は、はじめのうちはテンパイを崩してでも守りに入る選択をした方がよいかもしれません。

それでも最大3000点の減点で済みます。放銃した場合は、もちろん自分だけ減点され、周りとの点差は開き、更に放銃先に対しては減点分の倍の点差が開くことになるため、放銃は何としても避けたいのです。

麻雀は4人のゲームですから、アガる事ができる確率はおよそ1/4であるため、得点チャンスはそう訪れるものではありません。むやみに牌を揃えようとすると相手のアタリ牌を差し出してしまうリスクもあるため、攻め時は見極める事が必要です。

私の場合は、配牌時の手牌の時点であと3シャンテン以内且つ3役以上付く場合は攻めようというように、局面に応じて自分ルールを徹底させるようにしています。攻め時でないと思ったら徹底して放銃しないように守りに徹します。このメリハリが大事です。

まずは相手のリーチに対して、放銃する確率の低い打ち方を知っておきましょう。自分がリーチ中の放銃してしまうのは単なる事故だと思い、気にせずに次局取り返すことを意識して下さい。

放銃しないことを第一優先にしつつ、基本的には攻め続けることはギリギリまで考えて下さい。

その上で、以下を上から順番に意識し、切る牌を選んでみて下さい。ヤミテン(テンパイだがリーチをかけずに潜むこと)を探るのは初心者には難しいと思いますので、相手がリーチをかけたあとのアクション、まずはこれをきちんと意識するだけで放銃がだいぶ減ると思います。

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すでにリーチ者が捨てている牌が手元にないか確認しましょう。

当然ながら、一度捨てた牌を使ってロンアガリすることはルール上できませんので、100%放銃になりません。複数候補がある場合は、攻めが崩れない牌から順番に切っていってください。相手の捨て牌も増えてくるので、基本的に安全牌は増えていきます。

まずはリーチ者が捨てた牌と同じものが手牌にあれば、それを優先して切っていきましょう。自分の攻めの手牌を崩さないといけなくなった場合、すでに責めなくても十分に点数を持っている、相手が親であるといった場合は、攻めを崩してしまいましょう。

もしまだ点数が足りない状況であったり、まだ序盤であれば攻めてもいいと思いますので、次の選択肢を検討しましょう。

特定の色(マンズ、ピンズ、ソーズ)だけ切られていないか確認しましょう。

もし特定の色だけ切られていない場合、ホンイツ・チンイツを疑い、その色は捨てずに持っておきましょう。

満貫手以上の可能性が高いため、絶対に放銃してはいけません。仮にリーチがかかっていない場合でも、特定の色だけ保有しようとしている相手がいないかどうかは常にチェックしましょう。

たいていの場合、攻め手の心情として配牌の段階で、ホンイツ・チンイツ系に行くかどうか見定め、まずはホンイツを目指します。順調に手牌を揃えられている場合は途中でチンイツに狙いを切り替えます。

ですので、捨て牌の形というのは、仮にマンズ系で染めようとしているホンイツの場合、ピンズ・ソーズの端の数字から順に切られ、中盤から字牌そして不要なマンズ牌が切られます。配牌の段階で、余計な字牌が多い場合には序盤でも少し字牌が切られることもあります。

ですので、要注意ポイントは、ピンズ・ソーズばかり切られてきた中で急に字牌やマンズが切られ始めた時です。いつ上がってもおかしくない状況となりますので、注視しましょう。

上記2つに当てはまらない場合は、字牌から切っていきましょう。

なるべく1枚でも多く河に捨てられている牌を選びましょう。どの字牌の数も変わらない場合は、役牌にならない牌から切り、失点リスクを最小限にとどめましょう。

スジに該当する牌を確認しましょう。

少し戦術的なワードになりますが、これも基本的な考え方ですので抑えておきましょう。「スジ」を見るというのは、相手の両面待ちを意識した捨て方になります。

待ちの形は大きく分けて下記の6種類となりますが(役満の特殊な待ち方を含めるともう少しあります)、攻め手としては少しでもアガリの確率を上げるため、候補牌数の多いリャンメン待ちで待つケースが多いです。

  • リャンメン待ち(最大候補牌数:計8枚、多面待ちであればそれ以上)
  • ノベタンキ待ち(最大候補牌数:計6枚)
  • カンチャン待ち(最大候補牌数:計4枚)
  • シャンポン待ち(最大候補牌数:計4枚)
  • ペンチャン待ち(最大候補牌数:計4枚)
  • タンキ待ち(最大候補牌数:計4枚)

すでに待ち牌の多くが河に捨てられているためリャンメン待ちを諦めて、他の待ちの形に切り替える場合もありますが、守り手としてそこまで読み切るのは困難ですので、リャンメン待ちで待たれていると想定し「スジ」という考え方を以て危険牌を探ってみましょう。

「スジ」というのは、例えば下図のように、マンズの6と9のリャンメン待ちのピンフ系で攻め手が待っていたとします。この人の河に仮に6が切られている場合、6だけでなくもう片メン側の9でもロンアガリができない(ツモであがるしかない)のがルールとなっています。仮に9を切ってもロンされない、これを9は捨て牌の6の「スジ」であるという言い方をします。

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ですので、例えば、リーチ者の河に4が切られている場合は、スジの1,7は放銃する可能性が低そう(おそらくリャンメン待ちだと思うので)だと判断し、優先的に切っていこうという判断になります。注意点としては、仮に7が切られていた場合、今の理屈では、4は安全かもと思われそうですが、1と4で待たれている可能性がありますので、そこだけ注意してください。あくまで1,4,7において、4(真ん中の牌)が捨てられていた場合のみ、1と7は安全だという捨て方を意識しましょう。

リャンメン待ちかどうかを見極める方法もプロ雀士の本で書かれていますが、確実でない内容であったことや、結局は統計的な確率で判断するしかないと思っておりますので、私はあまり参考にしませんでした。

裏スジに該当する牌を確認しましょう。

スジはリャンメン待ちで待たれるケースが統計的にも多いことから1つの危険牌回避策となりますが、裏スジという考え方も頭に入れておきましょう。初心者の方でもなんとかここまでついてきてください。

例えば、先程のリャンメン待ちの形になる前に、以下の形であり、ピンズ5を引き入れて、マンズ7を切ってリーチしたとします。

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リャンメン待ちに持っていきたいというのが基本的な打ち手の心理ですので、相手から見たときに、7を切ってリャンメンに構えたとすると、上の形か、もしくは下の形から7を切ったパターンが有り得そうだなという想像ができます。

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778もしくは677から7を切ってテンパイに持っていったとすると、リャンメン待ちとなるのが、5,8の組み合わせか6,9の組み合わせとなるので、その7の「裏スジ」としてこの4つの数字は要注意とみなす考え方です。これはリャンメン待ちに持っていく上で、この捨て方の順番に最もなりやすい(牌効率で考えたときにこのパターンになりやすい)ことを考慮した防御策です。例えば、4を切ってリーチされた場合は、344もしくは445のうちから4を切られたかもしれないと読んで、2,5及び3,6のリャンメン待ちを警戒し切らないようにするということです。


まずは上記を意識するだけで、だいぶ振り込む確率が下がるため、是非試してみて下さい。繰り返しになりますが、振り込まない事が勝率を上げる秘訣になります。

麻雀は最初の配牌で、得られるであろう点数の範囲がある程度決まってきてしまうケースが多く、攻める事ができる局面は限られます。配牌や引きが悪すぎて半荘の間一切攻める事ができない、高い点を狙えないなんてことはザラですが、減点を少しでも減らすことは実力次第である程度コントロールできます

これまで記載してきた内容をまずは念頭に置き、しばらく打って見てください。何となく効率的に牌を揃えられるようになり、放銃確率が減っていくととも勝てるようになってくるはずです。

この先は中級以上(雀荘でも1人で打てる)のレベルになってきますが、その際は場況、相手との点差状況から攻め時、守り時の見極め、いわゆる”押し引き”が重要になってきます。極論これに尽きます。この押し引きが非常に奥深く、プロでも意見が分かれ、様々な本が執筆されています。

また、このあたりで牌効率に関する本を読んで、基本的なパターンを習得してみて下さい。おそらくこの段階であれば読んでもついていけるレベルになっていると思います。私の個人的なお勧めとしては井出先生の著書が初心者にもわかりやすく難しい言葉も使われていないため読みやすいと思います。

また、麻雀のプロリーグであるMリーグの試合を観ても実況・解説の内容がわかるようになってきていると思いますので、こちらも併せて視聴されるとよいと思います。

ここから先は自分に合った打ち方を追求していくフェーズです。是非自分なりの打ち方をとことん追求してみて下さい。極めたいのであれば、ゆくゆくはプロに挑戦してみるのもいいと思います(まだちょっと気が早いか)。では!

コメント

  1. […] 麻雀を初めて間もない方に向けて、どのように手牌を捨てれば放銃する可能性を低減できるか、一般的に認識されている定石を中心に解説します。 Hello world! これから麻雀を始めたいあなたへ【基本的な守り方としてまずはこれを… […]

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